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経営者に必要な税務・会計知識とは?
会計編:3
あなたの会社(事業)の成績表を見てみましょう。
<損益計算書>
会社の業績を整理・集計した表が、損益計算書です。
貴方の会社の成績表を実際に確認してみてください。
損益計算書には、幾つかの利益が表示されています。
それぞれ表示された利益には、それぞれの意味があります。
それぞれの意味をしっかり認識することによって、企業の成績(結果)を知るとともに、次の事業展開に活かす大切な社内情報となります。
(1)「売上総利益」を見ていきましょう
売上げに係る原価(仕入・製造等)がある業種の場合には、この原価が売上金額のどれくらいの割合であるかを確認しましょう。
原価の割合が高くなれば、売上総利益の金額は少なくなってきます。
通常の(適正な)原価でなかった場合には、その理由を明確にすることが大切です。
いくつかの商品等を取扱っている場合には、それぞれの種類ごとに原価の割合が違っているはずです。
それぞれの区分ごとに見ていかなければ、単なる数字の集計だけで終わってしまいます。漠然と見ていたということはないでしょうか?
(2)「営業利益」を見ていきましょう
上記の「売上総利益」から、通常の業務の中で生じる経費(販売費・一般管理費と言います)を差し引いたものです。
貴方が事業をしている過程で、いつも発生する経費が販売費・一般管理費として集計されています。
何がどれだけ発生したのでしょうか?
それは必要なもの、必要な金額(当初、考えていた金額)でしたか?
予想以上にかかったものや、以外に少なく済んだものが確認できますので、それぞれの分類ごとにその理由を明確にしておきましょう。
同じ経費でも、貴方の会社(事業)にとって重要なものが幾つかあるはずです。
少なくともこれらの項目とその金額(万円単位くらい)の変化を押えておきましょう。
(3)「経常利益」をみていきましょう
上記の「営業利益」に、事業を営む上で生じた収入とコスト(費用)をプラス・マイナスした後の利益です。
この区分に該当する収入(営業外収益)は、企業の本来の営業活動で生じた収入ではありませんので、一般的に安定して毎年発生しているものではありません。
また、コスト(営業外費用)についても同様です。
コストの中で気をつけたいものとして「支払利息」があります。
金融機関などからの借り入れについては、通常、毎月利息を支払いますが、借入金が増えていたり、また利率の高い借り入れがある場合には、利息の金額も多くなります。
利息の金額を確認するとともに、借入金の金額も同時に確認しましょう。
必要以上の借入金がある場合には、返済計画を見直したり、利率の高い借り入れから利率の低い借り入れに換えるという基本的な見直しを忘れないように心がけましょう。
(4)「当期利益」をみていきましょう
上記の「経常利益」に、突発的(めったに発生しない)収入とコスト(費用)をプラス・マイナスした後の利益です。(税引前の当期利益です)
最終的な貴方の会社の成績(社長の通信簿)です。
黒字であることが好ましいですが、突発的に発生したコストによって赤字になる場合もあれば、逆に突発的な収入があったことによって経常利益は赤字でも当期利益が多額の黒字になる場合もあります。
これらの収入やコストがあった場合には、その内容や金額を把握しておきましょう。
上記のように、会社の収入や経費等を集計したそれぞれの区分ごとの利益は、会社の事業活動を表わしている形で順に表示されています。
ご自分の会社の収入や原価・経費をみて気付かれた点はありましたか?
毎月・毎年の数字を意識してみてください。


