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経営理念を創りませんか!
経営理念を作りましょうと言っても、なかなか作成するのは難しいものです。ここでは、松下電器の経営理念を例にあげて、その内容についてみていきたいと思います。
松下電器の使命とは、「生産・販売活動を通じて社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与すること――」。綱領は、松下電器の事業の目的とその存在の理由を簡潔に示したものであり、あらゆる経営活動の根幹をなす松下電器の「経営理念」です。
昭和4年、創業者の松下幸之助が制定して以来、現在に至るまで、松下電器は常にこの考え方を基本に事業を進めてきました。松下幸之助は「松下電器は社会からの預かりものである。忠実に経営し、その責任を果たさねばならない」と考えるようになり、当時町工場の域を出ない個人経営の松下が、単なる利潤追求を目指さず、社会の発展に寄与することを基本方針に掲げたのは、とても興味深いことです。
自分の会社の「事業の目的」と「存在理由」について簡潔に、最初は箇条書きで構わないので思いつくままノートや黒板にどんどん書いてみて、自分がピンと来る言葉や、感覚が合う言葉を探してみることから始めてみましょう。
気に入った言葉と言葉をひとつずつ組み合わせていき、ひとつの文章にしていきます。何も気取ることもありませんし、格好いい言葉を使うこともありません。自分の会社のことを真剣に考えてみる、とてもよい機会です。経営者として必ずやらなければならない仕事のひとつと位置付けて理念作成の時間を取ってください。多忙な社長はまず、時間を作ることから始めてください。時間を取ることが理念作成の成功のポイントと言っても過言ではありません。是非時間を取ってください。
経営理念とは、経営者が企業の運営にあたって、経営の目的を明確化し、その目的を実現するために、その組織が共有すべき価値観を明文化したものです。
経営理念の作成手順
経営理念は、つぎの4つのステップに分けて作成します。
最初に、「創業のいきさつ・創業時の思い」を考えることから始めます。経営理念を全社に浸透させるためには、全社員が一体となって理念作りを行うことが望ましいという考えもあります。しかしながら、創業の経緯などを一番知っているのは経営者自身です。経営理念の基本部分は、経営者自らが考えることが良いでしょう。
自社の現状分析を行います。これまでの経営を振り返って、自社の「強み」「弱み」「事業領域」について検討を行います。この際、マーケティングや戦略立案で使われるSWOT分析を行うのも1つの方法です。
会社を今後どのような会社にしたいかを検討します。また、(1)お客様に対する方針、(2)従業員に対する方針、(3)社会に対する方針を明確にしておくと良いでしょう。
最後に、ステップ1〜3で検討した事項をふまえて、基本理念の作成を行います。経営理念にまとめる際には、自分の好きな言葉・大事にしていることなどを参考にコンセプトとなる言葉を整理し、それらをもとに作成するのも良いでしょう。
経営理念は、環境の変化に応じて変更することもできます。難しく考えずに、是非、この機会に一緒に経営理念を策定してみませんか?


