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経営計画と目標管理

経営計画を立てて、個人別の行動計画や目標を掲げてもらいますが、その目標について今回は見ていきたいと思います。
最近「目標管理」を会社の経営に導入している企業が増えてきています。しかしうまく運用できていない企業も数多くあります。

「目標管理」とは何か?

そもそも「目標管理」とは1人1人が組織と個人にとって価値のある目標を追求することで、組織の発展と個人の成長を共に実現することです。
ここでいう個人の「目標」とは、私的なものではなく、組織の望んでいる方向性にあった目標でなければなりません。

目標管理を行うメリット

・社員の自主性・自立性を引き出す
よく「ノルマ管理」と「目標管理」はどう違うのかという質問があります。これらの大きな違いは目標を「一方的に与えられる」のか「合意の元に決定する」のかという点にあります。「ノルマ管理」では目標設定を始め、その達成手段、途中の進捗状況のチェックなど、上司が一方的に目標達成に関与してきます。これに対し、「目標管理」では上司と話し合って目標設定を行い、社員が自主的に目標達成の手段・方法を考え、自律的にそのスケジュールを管理します。

 目標管理ノルマ管理
人が見る眼性善説性悪説
目標に対する
姿勢
攻め(能動的)守り(受動的)
動機付け自己実現欲求生理的欲求
安定・安全欲求
目標設定段階合意のうえ決定一方的な目標が与えられる
目標達成活動創造性や自分の持ち味が発揮できる個人の考えが入る余地なし
目標達成段階個人能力開発や仕事のレベルアップの機会とする査定のための資料

このように目標管理を行うことは社員に自主性・自立性を求め、それらを成長させる働きがあります。
どちらかというと『ノルマ』は、上から一方的に命令されて課せられてきます。つまり上司が一方的に目標を与え、なおかつその達成方法に深く関与して、さらに達成過程も厳しくチェックしながら指示・命令を中心としたコミュニケーションによって目標を達成させようとする管理方法です。
では、目標管理とはいったいどういうことなのでしょう。"ノルマ"と"目標管理"との異なる点は、会社全体、もしくは部門ごとの達成目標が明示され、その明示された達成目標に対し個人ごとに期待される役割などがガイドラインとして提示されます。その提示された"期待"に対して各個人が目標設定期間に対してどうやって動くかを、何を具体的目標とするかをそれぞれの上司と相談してお互いに"納得"の元に目標を設定していきます。または、目標達成のための手段・方法は基本的に各個人に任されておりそこに個人の主体性、自主性が発揮されてきます。目標達成活動も各個人に任されており、そこに自律性が求められ、何かを待っている受身の行動ではなく、攻めの行動へと変わっていくのです。

・管理職の管理能力を育てる
目標管理を行うことで今まで忙しさにかまけ、なあなあですましてきた管理職の役割が明確になり、結果として管理能力を育てることになります。
例えば、優秀な管理職ならばきちんと行ってきた組織としての目標を立てたり、組織内の役割分担・個々の目標設定を行ったり、それらの進捗管理を行うといった管理業務が制度として明確になるため、管理職ならば誰でもそれらの業務を行わなければならなくなるのです。

目標達成は個人で自己評価を行える仕組みになっており、上司の勝手な思い込みで評価される"ノルマ"のようには終わりません。面接を行う場において各人の達成度評価や達成活動についても上司にアピールすることができるようになっています。
また、この目標管理とは経営計画とは密接に関係しております。会社が進むべき"道"に対し何をしていったらできるのかを考え、各人は所属する会社において自分の存在意義をその"道"の中でどう示していくかを考えるのが目標管理を活用していくことの第一歩ではないでしょうか?

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