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PDCAと経営計画
PDCAサイクルとは典型的なマネジメントサイクルの1つで、計画(plan)、実行(do)、評価(check)、改善(action)のプロセスを順に実施し、最後の改善を次の計画に結び付け、らせん状に品質の維持・向上や継続的な業務改善活動などを推進するマネジメント手法である。
| plan | 目標を設定して、それを実現するためのプロセスを設計(改訂)する |
| do | 計画を実施し、そのパフォーマンスを測定する |
| check | 測定結果を評価し、結果を目標と比較するなど分析を行う |
| action | プロセスの改善・向上に必要となる変更点を明らかにする |
マネジメント用語集などから引用すると上記のような意味として使われることが多いが、ここで言うPDCAサイクルとは、一般的に経営計画を立ててそれを実行し、月次、四半期、半期ごとにその進捗状況を検証して、目標必達のための対策を講じる仕組みのことです。これは中小企業が業績を伸ばしていくために有効な、経営手段です。
経営計画は短期経営計画と中長期経営計画に大きく分けることが出来ますが、短期は単年度で行う行動計画を立てることにあります。これを数値化したものが予算となり、PDCAサイクルのP(プラン・計画)にあたるわけです。単年度の予算に関しては、全社レベルの売上、利益計画だけではなく、支店別、営業所別、各店舗別、課別などの部門ごとに作成するのが望ましいといえます。東京と大阪と名古屋に営業所がある企業であれば、営業所別に次期の売上計画及び利益計画を作成し、その計画数値を達成させるための行動計画を営業所の営業マン自身が立てるわけです。各営業所によって抱えているクライアントも違えば営業手法も違うので、各営業所ごとに作成する必要があります。
この行動計画を、いかに時間を掛けて、部門なり課別に打合せを繰り返し、卓上だけの計画ではなくて実際の経営の中で毎月活用できる行動計画にすることが、その年の経営計画の達成ぐあいに大きく影響を与えます。この際の注意点としては、5W1Hに基づいて、"いつ" 、"誰が"、"何を"、"どのように"、行うのかキチンと期限と責任者を決めて計画の中に記載することです。
そして、上記の行動計画を毎月の会議のうえで数字計画とあわせて検討することが、目標達成には必要不可欠なことです。数字計画、はこちらサイドの努力の結果がすぐに出てくるとは限りません。得意先の都合によって予算が達成したり、しなかったりするわけです。つまり、数字は行動の結果でしかありません。肝心なのはその過程である行動をキチンと実践したのか、これは相手の都合に関わらず自分がするか、しないかで結果は出てきますから、出来なかったという言い訳は出来ません。この行動計画の実施が計画どおりになされているかどうかのチェックを毎月の会議の際に各個人ごとに発表させます。これを繰り返すことが目標達成の近道になります。営業マンが立案したアクションプラン一つひとつに対して(1)どの項目が達成されてどの項目が未達成なのか、(2)未達成の原因は何なのか、(3)そのためにどういう対策を講じればいいのかなどを検討するわけです。ここの(3)がPDCAのAにあたるわけです。
計画を立てたら立てっぱなしにするのではなくて、達成するためのプロセスをキチンと押さえること、そしてそれを実践に落とし込むことが経営計画達成に向けて一番大切なことといえるでしょう。それがPDCAサイクルの確立につながります。


