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経営計画を成功させるためには!

経営計画の重要性や必要性を今まで書いてきましたが、今月は実際に立てた中期経営計画を達成させるための手法について見ていきましょう。

まずは「経営者が立てた経営計画を社員全員に示す」ことです。折角立てた経営計画を社員に示さず机や本棚の肥やしにして経営者自身の自己満足で終わっている方が多く見受けられます。これでは経営計画が達成されるはずがありません。経営者の考えや、頭の中身は誰もうかがい知ることは出来ないのです。社長は全社員に社長の意思、方向性、そして数値目標を明確に開示する必要があります。このときの注意点はこの計画がトップダウンの計画であると言うことです。すなわち経営者が「こうしていきたい」「こうなりたい」といった一方通行の経営計画であると言うことです。

実際の経営計画は、実際に行動する人が立てなければ、本当の意味での経営計画とは言えません。ですから、今度は社長の意思、方向性、そして数値目標を受けて実際に行動する人が経営計画を立ててそれをトップダウンの経営計画とすり合わせを行う必要があるわけです。つまり、売上に関しては営業部門の部門長が社長からの数字が達成できるのか?どうすれば達成できるようになるのか?それにはどのように行動をしなければならないのか?このようなことを盛り込んだ経営計画を各部門が作成するのです。このボトムアップの計画とトップダウンの計画のズレを如何に埋めていくか?これに時間をかける必要があります。社長が勝手に立てた押し付けの計画と自分自身で納得して立てた計画とではその意味、意義は大きく異なってきます。

上記のふたつの経営計画を完全に一致させて、両者納得のうえでスタートさせることが肝心ですが、これを行う場として経営計画発表会の実施をすることが重要です。この場で各担当部門長、各責任者に自部門の経営計画、方針、施策を全社員の前で発表させるわけです。みんなの前で発表させることにより経営計画についての責任を明確にすることが出来ます。また、各部門の方針や施策などを他の部門の人が理解することにもなります。そしてこの発表会をすることによって全社員のベクトルをひとつの方向に向けることが可能となってくるわけです。同じ目標に向かって全社員が一丸となって経営にあたることがこの経営計画発表会を行うことによってはじめて可能となってくるのです。

そして、発表会で発表された各部の予算と、実際の数字とのズレがすぐにわかる仕組み作りが大切です。前月の予算と実績の比較を翌月の10日まで出来ていなくてはなりません。それは予算と実績のズレをいち早く知ることによって経営の軌道修正を可能にするためです。ここで、自分の会社の試算表が翌月のいつ頃、社長さんのお手元に届くか考えてみてください。10日を大幅に越えて月末にならないと、前月の試算表がお手元に揃わないといった会社の社長さんも多いのではないでしょうか?これでは予算と実績のズレを、すぐに軌道修正できるわけがありません。ズレを早期に把握してそれをいち早く改善することが、経営を旨くやっていくということになるのですが、これでは改善策を打てずに2ヶ月が経過してしまいます。

ではその原因を考えて見ましょう。ひとつは自社内における会計フローの欠陥がある場合があげられます。次に請求書の関係などで物理的に見て不可能な場合です。そして最後に自社で試算表を作成していない場合が考えられます。これは伝票の起票だけ行って、あとは会計事務所にお任せ会計事務所から試算表が来るのを待っているといった場合です。なかには起票もなさらずに通帳コピーをファックスしておしまい、といった方もいらっしゃるのではないでしょうか?これでは10日までに試算表を出すのは不可能です。会社で起票し、会計事務所に届くのが10日前後といった会社が多く見受けられますが、それから会計事務所で入力をして先方にお渡しするまでには1週間ぐらいはかかってしまうものです。これではズレの早期把握は無理です。要するに、会計事務所任せの試算表作成では、時間的に不可能なのです。それではどうするかというと、自社で試算表を作成することです。自社で計算をするということです。これが自計化すすめです。ここ最近は安い会計ソフトがたくさんあります。これを利用して、自分の会社の懐具合は自分で把握できるようにしたいものです。そして10日までに試算表が出来るように仕組みを作ることです。経営計画を達成させるためには自計化によるズレの早期把握は絶対必要条件です。

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