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銀行員の立場を知ると得することがたくさんある?
みなさんは銀行マンが実際どんな仕事を朝から晩までしているか、どれだけご存知であろうか?
また、銀行マンはどんな気持ちで仕事をしているか、考えてみたことがあるだろうか。実はこの2つを知ることによって、銀行を利用する側のメリットを得られる場合があるので、知っておいてほしい。
銀行マンの朝は意外と早い。早い人だとAM7:30には出勤する。この早く出勤する人間が課長だったりすると、その課の部下はその時間に合わせてみんな出勤するだろう。銀行はかなり上下関係の厳しい組織だ。出勤したら若手の銀行マンは外回りの掃除をしたり、先輩の机を拭いたりということを行う。AM8:30になると朝礼が行われさまざまなことを伝達、確認する。
事務方の女性行員は、9:00までに開店準備、渉外係は、外回りの準備、そして、本日の訪問予定を課長に提出する。予定表には、訪問目的というのが記されており、目的のない訪問は禁じられている場合が多い。例えば融資推進、預金期日管理などと書かれている。
渉外係りの一日の訪問数は15先程度求められているが、目的を決めて15というのは、私の経験上かなり難しい。とりあえず予定表を埋めておかないと上司からしかられるので、埋めておくだけ埋めておいたものだ。お昼は必ず支店に戻って、おいしくない給食センターの弁当を食べる場合が多い。大きな支店だと食堂がある場合もある。
夕方は大体17:00に支店に帰り、そこから実はいろいろな仕事が始まる。まず、集金した現金の入金作業を行い、次の日の大口入金情報をチェックし、明日の訪問予定を決める。
そして、それから本日の成果を支店長、課長に報告し、取引先の決算分析、融資稟議書作成など、かなりの時間をかけて行い、帰るのは支店によって違うが11:00過ぎである場合が多い。私が現役の銀行マンだったころは、時期によっては、何ヶ月もその日のうちに帰れないということが続いたこともあった。
また、例えば、取引先の社長が亡くなったとしよう。すると、当然、葬儀にも出かけてゆくが同時に融資を回収すべきか?ということがすぐ検討される。担保、保証がチェックされ、ほかの銀行が動く前に先に回収しろという指令が下されたりする。これを若手の銀行マンはまじめに実行し、葬儀の当日にそんな話をして遺族を怒らせたりしてしまう。ここでは連帯保証が誰なのかということ、担保がどうなのかということはあまり関係なく、とにかくほかの銀行よりも早く、取れるところから回収するという行動に出ることがあるので注意が必要だ。
生命保険なども、銀行の関連会社などから入っていると、回収にまわされたりしてしまうから気をつけてほしい。
つまらない話をかなり書いてしまったがみなさんに何を知っていただきたいかというと、銀行マンは、上司に気を遣い、事務手続きをしてもらう女性行員に気を遣い、お客様には怒られることが多く、疲れ果てて支店に戻って来たその後、一番重要な稟議書を書いたりしているということなのだ。
とにかく銀行員の仕事は毎年増え続け、負担感が増し、給料は下がり、ノルマは厳しくなる。かなりストレスもたまるし、体力的にも厳しい、そしてポイントは、一番疲れている時間に重要な稟議書が書かれているということだ。
ということは、融資を申し込む側とすれば、銀行員が疲れていても、どんなに夜遅い時間でも稟議書がすらすらと書けるように必要な情報を用意してあげればいいということなのだ。稟議書には余計な情報はまったく必要なく、簡潔でよいから、必要な情報だけを与えてあげればよい。具体的にどんなことを銀行マンが求めているかということについては次回に譲ることとしたい。


